N.23近況報告

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H邸新築工事
H邸の打ち合わせに初めてお伺いしたのが、平成26年の夏の終わりでした。
御施主様は、当社と懇意にしていただいている設計士Mさんのご親戚の方です。事前打ち合わせは、約1年をかけ、細部までゆっくりと打ち合わせさせて頂きました。時には、御施主様とMさんと私の三人で家具のショールームがある岐阜へ同行させていただきました。
住宅を新築する最大のご要望は、広々とした空間の中で、病院に入らずに自分の家で余生を過ごしたいというものです。そこで、高気密・高断熱住宅であり、広々とした空間で快適に過ごせる家づくりを目指しました。

御施主様は60代なので、全ての部屋への往来をバリアフリーとし、車いすが通られるように廊下幅を広くしています。また、今後、手摺を取り付けられるよう、各所に手摺取付の為の木下地を隠して準備してあります。ご自分の寝室は1階にあり、余生の多くの時間をここで過ごされるので、自然素材を使用して欲しいという要望もあり、床は、無垢の杉板を張り、壁には珪藻土を塗りました。そして、寝室の横には洗面とトイレが設けてあります。

家を新築する際、今は亡きご両親と住んでいた古い家を壊すので、この古家で使用されていた欄間を新しい家に取り付けて欲しいという要望がありました。それらを玄関ホールと縁側に取り付けたので、家を構成するアクセントとなって、雰囲気づくりにとても役立ちました。また、御施主様は、亡きお母様の形見の着物をほどき、暖廉を作って、各所に暖廉を下げておられます。やがて、そのお心遣いが暖かい温もりのある家へと変貌していくことでしょう。

この家の特徴の1つに「見せる空間」があります。玄関正面の飾り棚、キッチンの後ろの飾り棚、神棚を設置する棚などがそうです。そして、下足箱の下部、玄関正面の飾り棚などには間接照明を施し、この「見せる空間」を光で演出しています。

2階は、長男ご夫婦の為の空間です。リビングには、ミニキッチンを設けてあります。生活のサイクルの違いをカバーできるようにと、御施主様が提案されたものです。
これからの生活で、飾り棚には、思い出が1つずつ飾られていくことでしょう。そんな風景が思い浮かばれる家づくりを、設計士Mさんのご協力のもと出来たのではないかと思っています。
外構が完成するのは平成29年の春。今年は、いつもの春よりさらに待ちどおしくなりそうです。完成後改めて、このブログで外観をご紹介します。

詳しくは、弊社の施工事例シンプルデザインコーナーをご覧ください。



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